カップ容量表記について
- 浅い Bサイズ
- 深い Dサイズ
唇のあたる箇所の直径に対して、スロートへ向うまでの距離(深さ)の容積について。
カップの深さは音色と発音に関わります。いわゆる太く、柔らかいとされる音は深めのカップを用いると表現し易い。
その反面、高音の当たりが悪くなり易いので、苦手な方は注意が必要です。またスラーの切れ目等、アーティキュレーションもぼんやりしがちです。
目安としてはハイDが簡単に演奏出来る方は、D, Eカップでも問題ないですが、この音域がまだ不安な方はまず、 レッスン等で奏法を安定させる事をお薦めします。
発音について、音の出だしがもやもやしがちです、発音の苦手な方は特に中、低音でのタンギング、シラブルを確認しましょう。(Tu、Du等)
浅めのカップは高音が用意に当たる傾向ですが、深みのある音色は難しいでしょう。五線から上の音程も上ずるので、注意しましょう。
発音が苦手な方は少し浅めのカップだと、発音のタッチが明瞭になる傾向です。
例 バックNo5
No5(最も浅い)< 5GS < 5GL < 5G < 5GB(最も深い)
同じ口径で5つのパターンが選択可能です。ちなみにヤマハ、シルキー社の51Dの深さは5GBよりはるかに深いです。ほぼプロモデルといっても過言ではないでしょう。
リムの傾向
最後にリムについて。
スラーの繋がりや、高速でのリップスラーの演奏にお悩みの方はリムの形状と唇の関係を意識すると改善される場合が見受けられます。また大きい跳躍のし易さにも反映されます。
一般的に丸めのリム(シルキータイプ)はスラーのコントロールが容易な傾向です。
平らなリム(D.ウィックタイプ)は人によりスラーの速度が落ちる場合があります。 一方でスタミナの向上と、演奏中にリムをずらす奏者(アンブシュアモーション)には扱い易い特徴を持っています。
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バスティアン・ボーメ愛用の4番!クラシックモデル
おなじみの5GS、5番をベースにユーフォニアム用にチューニングされたモデル
バックで比較、リムの丸み具合(個人的主観)
丸め/シルキー>ティルツ>モモ>バック
平ら/D.ウィック(クラシック) > D.ウィック(SMモデル)>ヤマハ>バック
音色や、高音ばかりに気を取られがちですが、全体のバランスに注意しながら選ぶことがポイントです。 パート1へ戻る
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