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マウスピース バック5G、5GS比較記事

みなさんは、初めて使ったマウスピース覚えていますか?

細管ならヤマハの47や48や、太管ならバックの61/2で始めた方が多いと思います。

練習して1〜2年経つ内に、他の奏者の演奏やコンサート等、自分の音を客観的に比較出来たり、唇の感触も敏感になり、マウスピースの大きさ(窮屈、大きい/リムの丸み等)の違いもにも気付く頃です。 

今回、初めての買い替え候補として5GSをおすすめする記事です。(1〜3年の経験者対象)

5GSおすすめの理由

まず買い替えの際、1人1人優先する理由があるでしょう。

良く聞く主な理由

  • 太い音、より豊かな響きが欲しい
  • 唇が窮屈
  • 低音を安定させたい

 

楽器店でこれらの要件を満たすモデルを試奏して決めますが、

5Gは防音室内ではパッと明らかに違う感を掴めるので、ついつい選んでしまいがちです。数ヶ月後、バテが気になる/もう少し高音が楽に/モコモコする/等、新たな悩みが生まれます(沼にハマるとも表現します)

→次はもう少し小ぶりにする/カップを浅く/etc → 5GSあたりのモデルを買う。

1周遠回りする事が多いです。 今回この記事を書くにあたって、このモヤモヤして練習する期間を減らして、より楽しい合奏/練習時間を増やして欲しいと考えました。

 

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5Gか5GS一番の違い

ユーフォニアムトロンボーン)で、定番モデルといえばバックNo.5かシルキーNo.51Dでしょう。今回は質問の多いバックの5Gと5GSについて分かり易いイラストがあったので紹介します。

今回バック社の最もサイズ感が近い3つのモデルで比較しています。

まず5GS(赤線)を見て欲しいのですが、5番と謳っている割にカップの深さは61/2ALに近いです。

次に5G(青線)を見ると、5GSのラインがゆったり内側へ湾曲するのに対して、カップの深い所まで真っ直ぐ下降(深くえぐれている)しています。

 

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引用 D. Harrisonサイトより

こちらは1サイズ大きい4Gとの比較です。

4G(緑線)と5G(青線)を見て下さい。カップの深さはほぼ一緒。

上の図では浅く見える5GSですが5Gは極端に深いです(シルキーも同様)

高音やスタミナに悩むのが、理解出来ると思います。

 まだ始めてまもない、まだ音域が広くない方はいきなり5Gでなく、まず5GSで感触の違いを感じ、スタミナや高音域(目安はハイC、Dがいつも鳴る)を目安に、より大きい/深いカップや他のモデルに移行する事をおすすめします。

ちなみにプロでも4番以上を使用する奏者は少数派です。

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また備考として、マウスピース内、最も細くなる箇所(バックボア/スロート)も異なるフィッティングでチューニングされています。

まとめ

カップ深さは61/2に近く高音にアクセスしやすい

リムの奥は5Gに近く、唇の自由度が高い

 

バック以外の5GSモデル

XO | 5GSをベースに国産メーカーがチューンしたモデル。


 

ティルツ|バックの古いモデルをベースに復刻しています。

リムに丸みがあり、音色が異なるので、ぜひ比べて下さい。

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最後に今回イラストを引用させて貰った、D. Harrison氏のアトリエ制作動画。 なんとリムが歯形にフィットするように斜めにカットされています。

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