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魔笛変奏

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今回はL. V. ベートーヴェン  モーツァルト魔笛》の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲の注目ポイントをまとめました。

作品の歴史

 ベートーヴェン1801作の作品。主題のもととなった『魔笛』は、モーツァルトが作曲した生涯最後のオペラです。

この変奏曲は《魔笛》第1幕で夜の女王の娘パミーナと鳥刺しパパゲーノが歌う二重唱を主題としています。

オペラの歴史から見ても、『魔笛』は重要な作品で、主にイタリア語で作られたオペラ界、宮廷貴族を想定して作られていましたが、『魔笛』はジングシュピール(歌芝居)という、ドイツ・オペラとして大衆向けに作られています。

ウェーバー『魔弾の射手』(1821年)やワーグナードイツ国民歌劇の、始まりとも言える作品です。

 

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ベートーヴェンとチェロとピアノ

ショパンブラームスプロコフィエフ等、偉大な作曲家がチェロソナタを残しています。しかし初めてピアノとの二重奏を書いたのがベートーヴェンであるのをご存知でしょうか。いやいやビバルディ、ボッケリーニも沢山書いてない?

確かにソナタというタイトルですが、2つ異なる点があります。チェンバロという楽器。もう一つは譜面が通奏低音(一種の即興)という点です。

今回の変奏曲はソナタと比較すると難易度や、完成度は低いかも知れませんが、古典作品、ベートーヴェンのスタイルを学び、実践し、かつ聴衆には聞きやすい演奏会小品としておすすめです。

使用する譜面は、彼の手稿譜をもとにアーティキュレーションボーイングのニュアンスを表現します。

 

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