[vimeo http://www.vimeo.com/51069976 w=500&h=281] <p><a href="http://vimeo.com/51069976">Cantabile</a> from <a href="http://vimeo.com/user13684056">Mikio</a> on <a href="http://vimeo.com">Vimeo</a>.</p>
ユーロピアニズム2012の映像です。
今回のプログラム唯一のフランスもの、セムレ=コルリの小品を取り上げました。
1902から1988年と、ロマン派から近代へ移る、20世紀まっただ中を舞台に活躍した作曲家で、サクソルニアは数年前まで取り上げられたのでご存知の方もいるでしょう。
トロンボーンをはじめ、多くの管楽器の為に曲を残している我々にとって貴重な作曲家。
セムレ=コルリは近代フランス音楽を作ったVincent d'indyの元で作曲を学び、彼の特徴でもある半音進行のハーモニーから紡ぎ出す洗練されたセンスを引き継ぎました。冒頭のカンタービレの部分で良く感じられます。
1963年パリ音楽院のサクソルン科の卒業試験用に委嘱された作品 a)カンタービレ緩楽章、b)ディヴェルティスマン(奇想曲)急楽章のオーソドックスな構成からなり、リサイタル等では1つづつ抜粋しても可能だと感じます。
a,bそれぞれの楽章もA-B-A'の3部構成からなり、高校生、専門的に構成を学ぶ人にはおすすめの作品です。
音域もフランス物特有の低音域がオプションで回避できるので、高音が苦手な方でも難なく取り組めます。
[vimeo http://www.vimeo.com/51071102 w=500&h=281] <p><a href="http://vimeo.com/51071102">Divertissement</a> from <a href="http://vimeo.com/user13684056">Mikio</a> on <a href="http://vimeo.com">Vimeo</a>.</p>