主に秋と春、学校では備品の引き継ぎ(先輩から後輩)の時期が行われます。
楽器という道具を使う以上、練習以外にバルブ、抜き差し管のメンテナンスも必要です。少しでも良い状態でパフォーマンスUPのヒントをまとめました。
おすすめバルブオイル
- ヤマハ バルブオイル
スーパーライト/オイルには楽器の痛み具合によって粘度が代わり、若干響きに影響します。 スーパーライトは最も澄んだ響きで、ピストンがひっかからないならお勧めします。
- ウルトラピュア
ウルトラライト/比較的入手しやすいアメリカのブランド、粘度としてはヘットマンNo.1、ヤマハスーパーライトに近く、豊かさと澄んだ響きのバランスがユーフォにピッタリと感じます。
専門店のドルチェ楽器から発送されます
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おすすめグリス
- ラトロンバ
F1コルク、スライドグリス/リコーダー付属のグリスに似た見た目です。
硬すぎず、すっぽ抜けず、絶妙な中唐加減。 音色が暗い、こもるのが悩みの方は試してみましょう。
重めバック(赤ジェル)>ヤマハレギュラー≧ラトロンバ>シルキー(白)軽め
(※F2というシルバーのラベルは柔らかめです)
↓こちらは珍しいお試し用の少量タイプ。
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- ウルトラハード
学校の古い備品では、夏場にチューニング/4番管が抜けて困る方にお勧め。
またしっかりした吹奏感、抵抗感が好みの方にも良いでしょう。
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ピストンバルブのお手入れ
運指を変える際に指で触れ、上下ピストン運動するのがピストンバルブ。
このピストンバルブを囲んでいるのが、バルブケーシング(抜き差し管が繋がっている箇所)
用意するもの
- 新しいガーゼ
- オイル・グリスクリーナー
- クリーニングロッド(リコーダー付属のプラ製品)
ピストン部/ガーゼにクリーナー液を出し、ピストンバルブのオイル、ほこりなど優しく丁寧に取り除きます。(ガーゼのカスも残さないように)
ケーシング部/ガーゼをクリーニングロッドに巻く(特にロッド先端部がケーシングに触れないように)クリーナー液を出し、内部のオイル、ほこりなど優しく丁寧に取り除きます。(ガーゼのカスも残さないように)特に抜き差し管の接合部は古いグリスの塊も出てくるので、念入りに。(スマホのライト等で照らすのもおすすめ)
京都の専門店jeugiaページ
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元に戻す際、ケーシング内の溝にピストンの突起(ガイド)がハマる箇所を確認しながらゆっくり挿入する(オイルは付けない!)この時点で引っ掛かりがあれば、再度、内部の汚れを確認、滑らかに動いてから、オイルを3,4滴付けます。