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金管奏者おすすめ書籍3点

近年、楽譜以上に充実される書籍や翻訳について、これは!と思うものをセレクトしました。
レッスンが受けられないけど上達したい方、また、購入前の参考にご利用下さい。

1.バジル先生3部作

まずご紹介するのはアレクサンダーテクニーク教師として活躍中のバジル先生著ココロとカラダの相談室、楽器演奏編(バジル先生3部作より)※2017.2月より改訂版発売です。



バジル氏の講座内での写真や解剖図のイラストをふんだんに使用し、奏者が陥りやすい注意点とその予防エクササイズが含まれる。

特に呼吸編では無理なく吸うポイントを簡単にまとめてあり、後半のパート別アドバイスは特徴的で、アレクサンダーテクニーク的視点から、身体の痛みを減らすエクササイズも入っている。
管楽器全て対象です、特に金管は応用が効くので楽団、学校で購入するとお得感が増す。

★初心者から上級者まで応用の利く一冊、またアレクサンダーテクニークに興味がある人への入門編としてお薦めの1冊。

ご購入リンク

 

2. 異端だけど売れている本

あのベルリンフィルで活躍するホルン奏者F. マクウィリアムス氏が感じた以下の項目</p>(吹奏楽あるある)

  • マウスピースを押し付けてはいけない
  • 息を吸う時に肩をあげてはいけない
  • 喉は常に広げておかなければいけない
  • 息を止めてはいけない
  • アンブシュアを途中で変えない

以上5つの指導あるある!

を科学的見地から解消する実践編(後半)と、なぜこんな過ち(勘違い)が野放しにされたか?教師と生徒の理想な関係等、対人間関係をクローズアップした前半に大きく分かれる。
 実践編でのブレス編では後述するトランペットの藤井完先生のメソッドでも説明のあるいわゆる【支え】についての説明が非常に明瞭である。</p>
この書では、空気を動かす/圧縮する(ミード先生もレッスンで良く使う)動きに際しての空気の流れとフレーズの関連性の大切さが述べられている。
この空気の支えをサポートと呼び、お腹のどの辺りの筋肉をいつ、どのように意識するのか具体的に書かれている。</p>
又、指導者向けの前半部ではウォーミングアップの間違い! 教師は不必要!等ドキッ とする発言が含まれている。</p>

 

★2〜3年以上の中級者(特に伸び悩みの人向け)にお薦め

購入リンク↓

 

3.おなじみの朝練

朝練 トランペット

3つめは書籍というよりもはやメソッド。

おなじみの朝練シリーズよりトランペット編。またユーフォじゃないのか、と言われそうですが、金管の練習する内容は5、6年もすればどの楽器も共通の事をするので気にせずに。
著者、藤井完(ゆたか)先生は、私の恩師でもあり、楽譜よりも見開きページの左ページの説明書きが重要だが、全くの初心者にはレッスンを受けないとピンとこないであろう。
例えば音階編では裏階段?低音で寄せる?オープンスロート?等専門の講師でも説明のつきにくいワードが出てくるが、これらは先生が長年の指導で蓄積された結果の伴う言葉なのです。これらのワードが辞書のように丁寧に説明される。実際F. マクウィリアムス氏の内容と共有出来る場合が非常に多い。
(この本は1980年代にすでにプロトタイプがある)

例として、10人の初心者が成長する中で、5人以上はこの意識で上手くいくよね、的に、普遍的、最大公約数な動きを示します。 全員がこのままハマるわけではないので、その時は心配せず、他のメソッド(逆のことを記している)を参考にしてみましょう。

 おすすめは前半の呼吸法とタンギングのコーナー、カルーソーのメソッドのようなノータンギングで息の流れと音の当たりを実感するエクササイズはとても大切な要素。<

 

★中級者から上級者(音色とアタックに悩む人はお試しあれ)</p>

こちらは呼吸の際の身体の仕組みの解説 ↓

 

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