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プロ奏者が試すアトリエモモ ユーフォニアムマウスピース

フランス留学より帰国後、楽器をベッソンに替え、現在大阪に拠点を持つ、アトリエモモのマウスピースを使用しています。 今回ベッソンと相性の良い製品をプロ奏者の視点で見ていきます。カタログでは#51E、#52Eと異なる2つのサイズにそれぞれW(重い)タイプの計4種がメインで薦められています。

※Wではおよそ170g

2つのサイズの特徴


この2種の違いは口径以外のカップの形状、特に深さが異なっています。 * #51は最も深い * #52の方が少し浅い(充分深い)
口径については、サイト内にて、バック社との数値の比較が出ていますが、演奏上、気持ち大きめでしょう。 これはリム内側からカップへと流れるRライン(丸み)が緩やかに設定され、リムの頂点は外側に感じるので、スタミナに自信のない方は希望より小さめのサイズをおすすめします。
実際の感覚では#51(5〜4Gの間)、#52(4〜3Gの間)が目安でしょう。
Tbのカタログを見ると同じ51でもカップが浅いものもあるので是非お試し下さい。
個人的にはフランス作品の低音が出ない限り口径をそれほど大きくするメリットは無いと思われる理由で現在♯50S※(6½〜5G)を選択。
※アトリエのみの取り扱い中。(または川原モデル)

Wモデルについて


重さについて、Wタイプの特徴としてはチューニングBb以上の音域(C4からC5)で響きが薄いと感じる方は、このWタイプで響きに深みを加えます。(若干暗めの音色)
しかし、元々高音域がスムーズに演奏出来る、また、比較的得意だという方はWの無い普通のモデル(マントバートン時代のコピー)をお勧めします。モモ特有の艶やかな音色が得られます。
現在私が使用するタイプは2種類で、用途で使い分けています。

(いずれもアトリエにてリムとバックボアに加工有り)

 アトリエでは担当の方とじっくり会話しながら選定しますので、来店前に予約をされるとスムーズな対応をして頂けます。オーダーメイドではメッキをかけるまで、試奏テストが1,2週間可能で、プロ、大学生等は充分なテスト期間が与えられますので、少し小さめに製作し、徐々に広げるのがポイントです。

スペシャルモデル(おすすめ)


#50Sはカタログに表記されていませんが、アトリエに在庫があり、試奏可能です。上のD,E♭が高く困っている方にお勧めします。
カップ直径25.4mm、(50と52の間の深さ)
スロート6.8mm

【プライベートレッスン受付中】 ハイトーンやスタミナにお困りの方へ、是非ご利用下さい。 RESERVA予約システムから予約する