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コンクール前 バジングについて2/2

前回はバジングの取り組みかたについてでした。今回はなぜするのか?必要性についてお話。

あくまで持論ですが、小中高生(大学進学の場合を除く)には特に必要ない練習と考えています。バジングとは本来閉じている唇の間を通り抜ける息の確認作業ですが、

若いころにはどうしてもバジングで音をだすことに焦り、上唇を下唇に被せとりあえず音を出すという方向へいってしまいます。(この状態では息がまっすぐでないのでレシートは動きません)

|その目的は?


皆さんの目的はあくまで楽器の音色が澄んでいることが最重要であって、バジングのプロになる訳ではないのです。

もうひとつはソルフェージュ(音程を想像、または感じ取り、聞き取る訓練)のひとつとして、バルブやスライドの運指に気をとられがちな意識を楽器から離れて唇で(思考)音程を探すという点でしょう。しかしながらこの訓練はバジングでなくともハミングでも良いわけで、特にレッスンの指導を受けていない学生には高いリスクを伴う練習法と思われます。

バジングが出来なくとも(苦手)でも楽器の名手は沢山いますのでバジングに費やす時間をブレストレーニングや、ストレッチ等に当ててみては如何ですか?