3/16 まとめ1
ライブ配信までの間、プログラムの紹介と聞き所をまとめます ✍️
まとめ1、3大B、ベートーベン
オリーヴ山上のキリスト op 85
ベートーベンといえば、お馴染みの第9、ミサ曲等、合唱でも有名な作曲家です。
因みに2020年は生誕250年のアニバーサリー❗️
このコロナ禍に巻き込まれた音楽家で、最も演奏機会を失った人かもしれません😱
さて今回の曲の初演は1803年4月。ベートーヴェン32歳の作品。
この頃ヨーロッパではフランス革命が起き、ナポレオン反対派によるクーデター等、内政、外政とも不穏な空気に満ちた時代です。
そして、音楽史的に見ると、
1802 ハイリゲンシュタットの遺書
1803 『交響曲第3番「英雄」』が書かれる
1804 第5番「運命」に取り掛る
彼の難聴の病いは有名な話しですが、彼自身、この病いを自覚し、遺書を残す所まで追い込まれながら、音楽を支えに前を向き直す、ひとつの分岐点としてとらえられ、彼の作品群で中期のはじまりの位置にあたる作品です。
ところでオリーブ山って?
エルサレム、世界史、宗教で取り組んだはず‥
エルサレムの東にある山の一つ、標高約800m。
エルサレム神殿、嘆きの壁や,イエス・キリストが十字架を背負って通った苦難の道が残る等、イエスの生涯にも関係が深い街で、キリスト教の聖地でもある。
キリストの弟子達が、どのように祈りを捧げるのか、考えを説いた場所と伝えられている。因みに、関西の方々に馴染み深い、生駒山が640m、六甲山が930mといえばなんとなくこの山のスケール感が伝わるか?
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聞きどころ
この曲はオーケストラ&合唱の編成がオリジナル。およそ60分の大曲ですが、今回は15分程度のダイジェスト版で3パートに振り分け演奏します。
弦のパートと歌のパートが混雑しており、音量とアーティキュレーションでそれっぽく変化/メリハリをつけていくのが拘りと難しい所。また、7thのコードを積極的に用いますが、3声なので、この緊張感とバランスを整えるのも苦労します。
ライブでは、皆さんの質問に答えるので、楽器や練習の事、大学の授業や、フランス留学の事とか、コメント、メールお待ちしています。
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