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ユーフォニアムのメンテナンス1/2

もうすぐ4月、クラブ活動も新入生を迎える時期ですね。近所に楽器店(リペアラーの常駐しない)が無い、 顧問の先生に専門知識が無い場合、学生自身での手入れが必要になります。

初心者におすすめの用具編です。

オイル(ピストンバルブ)


ピストンにさす、バルブオイル。今日沢山の製品が出ています。大切なのは毎日、少しづつ(3,4滴)さし、必要なら1日2,3回差しても良いです。私のおすすめは2種類、楽器によって変えています。基本はヘットマンというメーカー

HetmanLightPistonこのメーカーは1番がもっとも軽いタッチで3番は傷んだピストンでも滑らかな動きのある少し重めのタイプで奏者の好みで選べます。よほど古い(20-30年)の楽器で無い限り1番をおすすめします。

こちらが押し心地の軽い1番。

備品等、10年以上使用され、バルブに傷があり、ひっかかる用の3番

次におすすめは音色が暗くて困っているという方にマウスピースでおなじみのデニスウィックからの製品。

DW4930

この製品、先ほどのグリス同様音色に変化があり、幾分明るめの響きが得られます。

ベッソンユーザーは1度試して欲しい商品。

ピストン、抜き差し管も共通するのが、月に1度程度ガーゼにジッポーオイル、又はベンジン(染み抜き)をしみ込ませ優しく汚れ(古いグリス、油)を取り除いて下さい。その後、楽器側のケーシング(受け口)もクリーニングロッド等にガーゼを巻き、楽器側を傷つけないよう丁寧に汚れ(古いグリス、油)を取り除いて下さい。

応用編バネ交換


早く細かい連符でピストン、指がひっかかる場合はピストン下のバネの交換も考えてみて下さい。一般的に3年に1度程度交換すると良いですし、ベッソンでは、この様な製品もおすすめします。特徴としては、比較的戻るスピードが速いことと、ビニールの保護があるのでとても静かという点があげられます。

それぞれ決して高額ではないので、学生の皆さんも是非試してみましょう。

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ピストンの番号による強さの変化と上下の向きも決まっている!

なんと一本一本、東京のスタッフによるお手製との事です。

2/2▷グリス編