マウスピースの選び方1/2
マウスピースの選び方
近年、ユーフォ製造メーカーの増加に伴い、専用のマウスピースも増えてきました。
今回はアマチュア、学生の方を対象に選ぶ基準例を紹介します。
カップ口径 (バック、デニスウィック表記)について
- 小さい No7番
- 一般 No 6½~4番
- 大きめ No2またはNo3
ヤマハ等の付属品が割と7番に近いでしょう。小学生の様な小柄な体型を想定し、低音もローB♭程度を想定し、それ以下の音域をほぼ使用しない前提です。高校生以上では窮屈かと思います。
選ぶ基準
最低2~3年以上の経験者対象者へのお話しです。
恐らく下はペダルB♭、上もハイB♭あたりまで、およそ3オクターブの音域を演奏可能、かつ、その音域のどこかで改善されたい際の目安を提示します。
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- 高音が得意でハイDまで演奏可能な方、No2でもNo3等、これまでより大きいタイプを選んでも失敗は少ないでしょう。大きい口径は演奏時の自由度が増します。
- 次に高音がハイB♭あたりで引っかかる方は一度No5またはNo6½のモデルをお試し下さい。ユーフォニアムにとって決して小さいモデルではありませんし、後で述べるカップの部で音色の説明をします。ちなみにトロンボーン界の巨匠ベッケ氏もNo6½です!
この唇、特に振動する箇所に近いリム内径ですが、小さくし過ぎても高音は出ません。リムの丸みの形状で出しやすい、きっかけ程度に捉えて下さい。それよりもっとも変化が大きいのは、連続して演奏した際のスタミナ時間です。小さいモデルはスタミナに伸びしろが出る代わりに、最大音量が若干劣る傾向です。クレッシェンドやフォルティシモは意識的に強く演奏しましょう。そして疲れにくいと言う事は、曲中の後半ここ一番! という時まで体力に余力もあるので、結果として高音へのアクセスが高まります。
逆に、大きい系のモデルはその分運動量が大きいと考えられるので、ソロ曲の際の疲労が早く現れる傾向です。
カップ説明編 ▶︎▶︎▶︎
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露木さんも使用するティルツの4番、カップ口径サイズは5番と同じ。Bachの初期モデルを復刻させています。
販売中止となった外囿モデルのベース。ヤマハの53番、外囿モデルより少し軽めな重量で、バックの4Gより僅かに小ぶりな口径。 (リム内側の丸みが少ない)一度お試し下さい。ウィルソンと相性抜群のメーカー。管楽器専門店ドルチェ楽器による安心のサイトでご購... |
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