夏ですので吹奏楽コンクールに向けた多くの練習を見受けます。今回は指導先で気になったリップスラーの練習時のポイントをいくつか上げます。
連符が速く出来ない、音の跳躍が引っかかる、多くの学生が悩んでいますが、この練習によって得られる物は音質です。良く響く、外の楽器ともブレンドし易い音色が得られます。
音程を下から上へ上昇する際、唇を締めすぎると比較的簡単に上がれますがそのときの音質がスタートした低い音と同じ響きか?を再確認してみましょう。
この逆の下降する際は唇の緊張がほぐれ音程が変化しやすいですが、音量が下がらない要に最後までしっかりハリのある音色を作りましょう。(気持ちcresc.で)
シラブル(舌の変化)を強く意識して練習しますが、これはあくまでイメージなので、実際口を閉じた状態だと2〜3mmの間の変化ですので息を前にしっかり流すこと、耳で2つの音の滑らかなつながりを良く確認しましょう。
最初は恥ずかしいかもしれませんが、分からない事、出来ない事を自分自身認知出来る事は上達するうえで大切なポイントです。
また2notes,3notesベーシックなパターンは得意と言う方はそれに満足せず、外の楽器が取り組む教本も参考になります。(自然倍音の金管楽器の利点)倍音1つ飛ばしやオクターヴのジャンプもやりがいあるので上級者の方はチャレンジしてみては?